2010,03,26, Friday
平成19年度から長崎県社会福祉協議会の「ふれあい学習」推進地区の指定を受け、
本年度は3年目の最終年度となりました。 推進地区指定の最終年度、最終推進協議会を開催しました。 推進協議会の内容は下記のとおりです。 日時:3月 9日(火) 14時~16時 会場:豊玉町福祉センター 内容:事業の経過について(3年間のまとめ) 次年度以降の取り組みについて ☆事業の経過報告について(3年間のまとめ) ①「ふれあい学習」推進地区指定事業報告書 ・各委員で素案を研究し、当日気づきの部分を意見交換。 *次年度、県社協から市町社協へ配付されるそうです。 ②「あいさつ+1(プラスワン)運動」実施報告 ・豊玉地区内の全校区で街頭キャンペーンに参加したが、地域差が見受けられた。 ・加志々中学校の『NCCふるさとCMグランプリ受賞』により、対馬のPRに貢献できた。 http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20100308/09.shtml (長崎新聞ホームページ 3月8日記事) ・あいさつ+1運動で種をまいていただいた成果であったと思う。 ③「第2回福祉のまちづくりこどもセミナー」実施報告 http://www.nagasaki-pref-shakyo.jp/search_shakyo/blog/index.php?e=51&PHPSESSID=adb0df108a2bfd77fae6c92322609ead#cmt472 (県内社協ブログ ~社協っていいな~) 2009年12月18日投稿分 ④3年間を振り返っての感想 ・各委員から感想を頂きました。 代表して松井委員長の感想をどうぞ!! 「ふれあい学習」は地域を交えた活動でネットワークができる。 不況で活気が無いが、あいさつを交わす中、『きずな』『親しみ』『和み』が生まれる。 地域こぞって国の宝である子どもの育ちを支え、 誰とでも『あいさつ』ができるまちづくりができ意義のある3年間であった。 ☆次年度以降の取り組みについて ◎「ふれあい学習」推進事業 平成22年度 (新規) 厳原・峰・上対馬地区 (継続) 豊玉地区 平成23年度 (新規) 美津島・上県地区 ◎「あいさつ+1(プラスワン)運動」 平成22年度 (新規) 厳原・上対馬地区 (継続) 峰・豊玉地区 平成23年度 (新規) 美津島・上県地区 *今後2年間で対馬市全域に拡大します。 広い対馬と戦います。 ・自由に喋ってのコーナー!! プラスワンが当たり前になってきた。 あいさつを返せない子どもは心に何かある。 返せる子どもは心がスッキリしているようだ。 あいさつは、「心のバロメーター」ではないだろうか? また、こどもセミナーを見て他町の方から「豊玉の子どもは頑張っているね」と言われる。 学校の先生方が頑張ってくださったおかげである。(Y委員) プラスワン以前から誰にでも声をかけてコミュニケーションをとっていた。 声をかけても子どもからの声が無く大人から声をかけるのが現実。 親が教えているのだろうか? こどもセミナーは子どもからの目で大人社会を見ている。 こういう素晴らしい目を育てていくのは大人である。(O委員) 地域へ広げる事の難しさ、推進協議会の立ち上げ、 対馬市全域への広がりに難しさを感じる。 その難関をクリアする事が対馬全体の地域力の向上につながると思う。(N委員) 初年度の発足時に「若い先生方に推進協議会に入ったら」と言う話も出たが、 まずは学校長が本事業を理解しようという事で結果的に活動しやすかった。 この組織を幹として他の町では違ったメンバー、 例えば中学生、高校生などを推進協議会に入れる等、 地域によって構成メンバーの違いがあって良いと思う。(H委員) 【指導助言】 長崎県社会福祉協議会 有川コーディネーター (1) 総括 福祉は自分自身のこと。 中野先生が「ふれあい学習を活動計画へ位置づけてほしい。」と言われていた。 基盤強化活動中長期計画に具体化されているので心強いことである。 http://www.tsushima-shakyo.jp/ 今後どのように展開したら良いのか? →達成感を大切に (皆でたくさんの汗をかいて、楽しかったなあという思いなど) 対馬市の特徴 ①2大プロジェクト 『あいさつ+1運動』『福祉のまちづくりこどもセミナー』 ・あいさつ+1運動:大人から子どもへ向けた運動 ・福祉のまちづくりこどもセミナー:子どもから大人に向けた発信 大人と子どもが両方から仕掛人になっていった。 仕掛人になると、責任が重くなり、お互い自覚と責任が生まれる。 受けて側はどうしたらよいか考えるようになる。中間層は? ②本当は大人が学んでいるのではないでしょうか? 「驚き」「感動」「感激」「真剣」「範」「大人も成長」 「学び」・・・「振り返り」「反省」「行動」 (2) 提案 「こどもセミナー」+「お年寄りの主張大会」 子どもとお年寄りの間にある世代が主体となって行える事業が無いか? →ドッキング(タイアップ)した形でのふれあい(交流イベント) (3) 予算について情報提供(指定終了後) ① 会費・共同募金配分金より…地域支えあい事業 ② 新規補助事業 ③ 助成金 ④ 関係団体から財源確保 ⑤ 自治会が予算化 ⑥ ふれあい学習プロジェクト(老人会・自治会など) (4) 大人として子どもを見守る5つの姿 ① 子どもの相談相手になる ・子どもが主体としてやる事業の相談相手。 計画を立てるときや活動をするときの知恵、ヒントを出す。→大人の姿 ② 心の支え ・「心を支える」「心のパートナー」 ③ 一緒に学ぼうとするパートナー ・一緒に活動する ④ 指導者、子どもをリード ・安全面、危機管理 ⑤ 自己評価者、自分を振り返り ・自分の暮らしの指針 ☆最後に記念撮影 3年間がんばりました。 そして、これからもがんばります。 *翌日は対馬100年ぶりの大雪。 通行止め、チェーン規制、飛行機、船は欠航、バスは全便運休、学校は休校。 有川コーディネーターは豊玉町のホテルで足止め。 違う意味で対馬でのステキな思い出が加わったと思います。 「こども発信のまちづくり」へ向け、対馬市社協は頑張ります。 対馬市社会福祉協議会 ホームページ http://www.tsushima-shakyo.jp/ E-mail tsushima-syakyo@oregano.ocn.ne.jp | 福祉教育・ボランティア学習 | 11:21 AM | comments (0) |
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2010,03,25, Thursday
青年の主張があるのに、なぜ何故なーぜ??
お年寄りの主張が無い?? 若者には、まだまだ負けませんぞ!! 熱いお年寄りが立ちあがりました。 平成21年3月に発足した「対馬市民ボランティア連絡協議会」の主催で 「対馬の老人(しまのたから) 達人塾(たっしゃじゅく) お年寄りの主張大会」 を開催しました。 内容は下記のとおりです。 日時: 3月14日(日) 13時~16時20分 会場:対馬市公会堂(対馬市豊玉町仁位370) プログラム 総合司会:吉田千鶴代、佐伯康弘 氏 ・開会行事 (寺崎俊治代表) ・講演 演題「地域福祉日本一のボランティアを目指して」 講師:NPO法人福岡レクリェーション協会 専務理事 佐藤 靖典 氏 ・お年寄りの主張 熱いお年寄り6名 ・ボランティア連絡協議会会員紹介 ・閉会行事 【講演】 演題「地域福祉日本一のボランティアを目指して」 講師:NPO法人福岡レクリェーション協会 専務理事 佐藤 靖典 氏 ☆拍手には3つの約束があります。 ・強く ・早く ・こきざみに 「こきざみ」が出来なくなったら老人ですよ。 歌あり、笑ありの90分。 ボランティアは楽しくないとボランティアじゃない。 ボランティアを行うには、まず健康な体、豊かな心が大事ですよ。 自分で出来ることは自分でしましょう。 嫁、息子に頼るのではなく、体を動かしましょう。 さっ!! 「手を前に出して・・・」 講演中、何度も歌に合わせて指体操に手体操。 飽きさせない手法に観客も吸い込まれて行きました。 あっと言う間の90分でした。 ただ、講演中に講師は何曲歌ったのだろうか? マイク無しでも通るような声に・・・あっぱれ 講師の夢は、いま4歳の孫の20歳の誕生日に一緒にビールを飲むこと あと16年、健康で過ごせるように自分のことは自分で。 身近なボランティアから始めましょう。 【お年寄りの主張】 ☆ 熱いお年寄り6名の主張が始まりました。 制限時間8分。 最高齢者は昭和元年生まれ、平成生まれが成人している昨今、 まだまだ昭和元年生まれも元気です。 やはり、人生80年。 制限時間8分に凝縮することは難しかったようです。 でも、さすが『対馬(しま)の(の)老人(たから)』、8分では短かった。 もっと聞きたい、もっと聞きたい。『動く図書館』貴重な主張を聞けました。 以下、発表者とテーマです。 主張者の半分も満たない年齢で大変恐縮ですが、主張内容を割愛しつつ ご紹介致します。 テーマ「愛語(あいご)と戒語(かいご)」 発表者 内山実宗(うちやま じっしゅう)(厳原町) ☆9年前から地区の老人クラブ会長をしていること。 老人クラブ活動でグラウンドゴルフを始めたが場所がなく、小学校のグランドを借用 借りっぱなしも悪いので校庭の隅に植樹したのは良いが、毎年の草抜きが大変。 今では保護者と一緒に草抜きをしていること。世代間交流が出来た。 テーマ「私の小さな願い」 発表者 築城算人(ついき かずひと)(美津島町) ☆小さな願いは『ゴミのポイ捨てゼロ』!! 老人クラブで有志で空缶拾い、地区の清掃を行うが・・・ぜんぜん減らない。 対馬市へ提言します。万引きGメンではなく『ゴミGメンの配置』 環境王国に認定された対馬の山、海を守りましょう。 テーマ「できることをひとつづつ」 発表者 長郷ツ子コ(ながさと つねこ)(豊玉町) ☆25年間の漁協職員経験のこと。夫に先立たれ落ち込んだこと。 ひとり暮らしになり仲間との交流、助け合う重要性を感じたこと。 若者が年々減少する昨今、些細な親切で勇気をもらったこと。 *唯一の原稿を見ずに主張された方です。 テーマ「年寄りの本音と疑問」 発表者 川崎隆(かわさき たかし)(上県町) ☆戦前戦中戦後の日本を支えて来た世代、「贅沢は敵だ」の教えで生きてきた世代なのに、 今となっては高齢者が多い、後期高齢者、終期高齢者、末期高齢者との言われよう。 9月15日は「敬老の日」。 今となっては、9月の第3月曜日が敬老の日・・・納得できません。 テーマ「歳を重ねて思うこと」 発表者 古藤定(ことう さだめ)(上対馬町) ☆私の住む舟志地区、40年前に比べると世帯数は半分、人口は3割減。 老人パワー発揮の活動を紹介:クリーン作戦(年2回)、「舟志の森」整備事業 年寄りの経験を後世に残そう:親の年齢になって分かること 身ぎれいな年寄り、笑顔の年寄り、趣味を持つ年寄りとして地域社会で暮らしたい。 テーマ「未来にむかって」 発表者 奥村明子(おくむら あきこ)(上県町) ☆主張に入る前に体操しまーす!! 心がけの3拍子:健康であること(自分で歩き運動、腹八分の食事) 自分にできる仕事に挑戦する 常に感謝の気持ちを持って 【ボランティア連絡協議会会員紹介】 ・会員数 21団体 688名 個人会員 6名 【閉会行事】 講評 表彰及び記念品贈呈 主張者ひとりひとりにステキな賞が渡されました。 閉会あいさつ ☆最後に今回の総合司会 吉田千鶴代さんと佐伯康弘さんは、むかーし昔は先生と生徒の関係だったそうです。 佐伯さん曰く、「今の私があるのは吉田先生のおかげ・・・」とか。 大人になっても幼少時代の関係を維持できる素晴らしいお手本だと感じました。 お年寄りに限らず「先人」は、「たから」ですね。 「たから(地域の方々)を大切に」へ向け、対馬市社協は頑張ります。 (当たり前のことでした・・・) 対馬市社会福祉協議会 ホームページ http://www.tsushima-shakyo.jp/ E-mail tsushima-syakyo@oregano.ocn.ne.jp | ボランティア・NPO支援 | 03:05 PM | comments (1) |
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2010,03,03, Wednesday
対馬市社会福祉協議会では、
県内各地で行われている地域福祉権利擁護事業で、 地域において利用者へ直接支援を行う生活支援員と 事業の推進をささえる各支所、担当職員の連絡調整、 研修の場を設け、資質の向上及びサービスの向上に 役立てることを目的に年に数回開催しています。 研修会の内容は下記のとおりです。 日時:2月25日(木) 13時30分~16時10分 会場:豊玉町福祉センター 講義Ⅰ:「心の病気の正しい理解について」 講師 :対馬保健所 地域保健課 山口 真希子 氏 講義Ⅱ:「自殺対策について」 講師 :対馬保健所 地域保健課 古川 栄太郎 氏 意見交換会 現在、登録生活支援員は15名です。 日々の業務の中で、精神疾患への対応が難しい、悩んでしまう と支援員さんからの声を受けて、 今回、対馬保健所の山口保健師に「うつ病」「統合失調症」 について詳しくお話し頂きました。 風船をストレスに例えて、 「落とさないでね」「頑張ってね」と声をかけてもらいながら、 風船を落とさないように必死になります。 風船は軽いですが、たくさんは持てません。 ストレスも気付かないうちに身動きが取れないくらいたくさん抱えてしまいます。 本人が助けを求めたり、まわりが気付いてサポートする体制が理想ですが、 ストレスは誰しもが持っているもの、上手にストレス発散したいものです。 心の病気に関連して、同じく保健所の古川係長に 「自殺対策について」について詳しくお話し頂きました。 対馬でも毎年10~20人の方が自ら命を絶っている。 防ぐには、まずは異変に気付く。 「死にたい」と自殺をほのめかす人に・・・ 絶対してはダメなこと ・話しをそらす、一方的に話す:会話のキャッチボール大事 ・常識を言い、説得する:直球ダメ、変化球で勝負 ・安易な解決策を言う:その場しのぎは深みにはまる ・励ましをする:頑張っては禁句 だったら何をするの??? ・真剣に耳を傾ける:まずは傾聴 ・感情を理解し受けとめる:相手のボールをキャッチング ・沈黙に耐える:沈黙こそ考える時間 ・共感する:共に学び、共に歩き、共に考える ・治療を勧める:プロに委ねよう。 精神科受診って何かイヤ、そんな時は・・・ 『こころの健康相談』 ☆こころに疲れ・・たまってませんか? ☆こころの不調・・感じてませんか? そんな時は、保健所へ!! 秘密は必ず守られますから。 講義の内容、日頃の支援活動の報告や悩み・問題点について、 講師を交えてグループで熱くトークバトル!! 時間を超過するほど密度の濃い意見交換が行えたと思います。 最後に講師の山口保健師、古川係長に貴重なご意見をいただき、 今後の支援活動へ充電完了!! 「自殺防止は傾聴からの対馬」へ向け、対馬市社協は頑張ります。 (当たり前のことでした・・・) 対馬市社会福祉協議会 ホームページ http://www.tsushima-shakyo.jp/ E-mail tsushima-syakyo@oregano.ocn.ne.jp | 地域福祉 | 04:03 PM | comments (2) |
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2010,01,30, Saturday
平成22年1月21日(木)に新上五島町社会福祉協議会2階集会室にて標記研修会を開催しました。
新上五島町においては、過去に大規模災害が起こっていない為、災害に対する意識、このような体制作りに対する意識が低いのが現実です。 今回、名古屋の特定非営利活動法人 レスキューストックヤード代表理事 栗田氏を講師としてお招きし、災害の怖さ・災害に対する心構え、備えなどの重要性をご講義頂き、また、実動演習にて実際に災害が起きたことを想定し、災害ボランティアセンターの設置運営などを行いました。 当日は、消防団長、民生委員、駐在員、地区長、郷長、老人クラブ会長などの地域のキーパソンとなりうる方々多数の参加を頂きました。 これらの方々の今後地域における啓発活動が、楽しみであります。 また、研修会終了時にアンケートをおこなったところ、今後もこのような災害に関する研修会の開催を望む声もあがり、災害に関する意識の高まりを感じつつありますので、継続して開催していけるよう検討して参る所存であります。 皆様、「災害に強いまちづくり」を目指して頑張りましょう! 参加を頂きました皆様お疲れ様でした。 また、お忙しい中、遠く新上五島町までお越し頂きご講義頂きました、栗田先生にもこの場をお借りしてお礼申し上げます。 本当にありがとうございました。 実動演習の様子を動画にてご覧いただけます↓ | ボランティア・NPO支援 | 04:46 PM | comments (0) |
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2010,01,30, Saturday
いまや、新上五島町における高齢化率は33%を超える勢いであり、地域における認知症介護のニーズもこれに比例しつつ高まってきています。
このような状況下で、認知症は当事者や家族だけの問題でなく、地域のみなさんの理解や見守りが必要となっていることを受け、また、町内の事業所間の意見交換、交流を図り、地域における認知症介護のネットワークづくりを目的として、長崎県内外遠くは栃木県から認知症介護のプロフェッショナルの講師10名をお迎えし、1月16~17日の2日間に渡り、「第2回認知症介護実践者セミナーin新上五島」を開催いたしました。 2日間に渡り延べ128名もの参加者が集まり、認知症とはどういったものなのか、認知症高齢者とどう接したらいいのか、自分の事業所ではこんな工夫をしています...など、講義、演習、意見交換などを行いました。 特に、佐世保からIターンで上五島へ移り住んだ寅治さんとよし子さんの事例(仮)を基に、実際に認知症高齢者とのやり取り(ロールプレイング)を参加者に演じていただきましたが、幾通りものやりとりがあり、認知症高齢者への接し方に正解はなく、その人の性格・これまで送ってきた人生等を振り返りそれを加味しながら、様々な場面で様々なパターンのケアを行う必要があることを学びました。 認知症介護に関するセミナーについては、今後とも継続して実施していく予定ですので、新上五島町にとどまらず、県外の皆様にもご参加いただきますよう、ご案内差し上げますので、よろしくお願い申し上げます。 認知症セミナーの様子を動画でご覧下さい↓ | 福祉全般(分野がまたがる場合等) | 11:56 AM | comments (0) |
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