NGOとNPO

Q.質問
 最近よく話題になっている言葉にNGO・NPOという略語がありますが、どんなことなのか教えてください。
A.回答
★NGO(エヌ・ジー・オー)とは
 Non-Governmental Organizationの略語。
 もともとは、国連と政府以外の民間団体との協力関係について定めた国連憲章第71条の中で使われている用語です。国際協力に携わる「非政府組織」「民間団体」のことを意味します。
 開発・人権・環境・平和など地球規模の問題に国境を越えて取り組んでいる非営利の市民組織をNGOと呼んでいます。
 日本では、1960年代に活動が始まり、70年代末のインドシナ難民の国外流出問題を契機に難民救援を目的とするNGOが多く発生しました。
 その後、中長期的な開発問題への取り組みや地球環境の保全、基本的人権の擁護といった課題へとその活動領域を広げています。
 現在、全国で380団体以上のNGOが海外のNGOと協力関係を持ちながら活動しており、その活動が高く評価されています。
 問い合わせ先
国際協力NGOセンター(JANIC)
  〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2−3−18 アバコビル5F
  TEL 03-5292-2911  FAX 03-5292-2912

★NPO(エヌ・ピー・オー)とは
 Non-Profit Organizationの略語。
 民間非営利団体、民間公益組織等と訳されている。非営利(利潤追求、利益配分を行わないこと)と同時に、非政府である(政府機構の一部ではない)こと、自主的、自発的な活動を行うことなども意味されています。
NPO法
 正式名称は「特定非営利活動促進法」で平成10年12月1日に施行されました。 NPO法により法人格を取得すると、法人としての財産保有、契約行為、銀行口座の開設などが団体として行えるようになります。現在のところ、税制優遇は盛り込まれて入ないため、法人税や事業税などの免除はありません。
 自治体によっては、条例を設定して免税や非課税の措置を行っている所もあります。

 問い合わせ先
日本NPOセンター(Japan NPO Center)
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